みなさま、こんにちは。くらちゃです。
『信州/諏訪 霧ケ峰高原別荘地 ビバルデの丘』
スタッフブログへお立ち寄りいただきまして
ありがとうございます。
令和 4年 3月9日(水)
ビバルデの丘今朝8:20の気温は-3.2℃ 湿度は55%
天気は晴れとなっております。
気温も暖かく屋根雪等、雪が落ちやすくなっているので
気をつけましょう。
徒然なるままに・・・
今回は芝の一年間の手入れ方法をお伝えします。
長くなりそうなので、まずは下準備(春先の作業)まで。
芝の特長、選び方は前回のブログを参照してください。
野芝と洋芝 | 八ヶ岳 諏訪霧ヶ峰高原別荘地 ビバルデの丘 (vivalde.co.jp)
1月から4月くらいまではこの辺の地域だと
まだ寒いし、雪が残っていることも多々あるので、
特にする事はありません。
作業をし始めるのは、霜も降りなくなってからです。
最初に行うのは転圧です。
地形にもよるのですが、冬の霜で土が浮くので転圧するのが基本です。
平地はローラーがあればローラーをかけ、
斜面であればスコップなどで土手叩きをします。
次にいよいよ暖かくなり始めたら、一年間、元気に過ごすための
下準備です。この時期のこういった作業が一年間を決めます。
まずはエアレーションという穴を空ける作業です。
これは土、芝を抜くことで密を改善し、成長を促進するため行います。
簡単に言うと部分入替です。
抜く装置は「タインエアレーター」といい、時期になるとホームセンターで
売っています。なければ「根切り器具」でもいいです。
![芝の管理 別荘地](http://www.vivalde.co.jp/top/wp-content/uploads/2022/03/20220127_110224-1024x768.jpg)
この作業が地道で大変なんです。
私は動力機をなるべく使いますが、できないところも多いので、
地道に踏んで穴を空けます。
その後、飛び出た土が乾いたら取ります。
集草する芝刈り機で刈りながら取ってもいいです。
飛び出た土の廃棄方法も考えてください。場合によっては
捨てた所に芝が定着します。
![芝の管理 別荘地](http://www.vivalde.co.jp/top/wp-content/uploads/2022/03/20220127_110155-1024x768.jpg)
取り除いたら肥料を播いて、砂を播きます。
私の場合、肥料は有機と化成の両方を播きます。
肥料は濃度、量により「肥料ヤケ」という枯れる現象が起きるので
適量播きましょう。均等に播くのも大事です。
![芝の管理 別荘地](http://www.vivalde.co.jp/top/wp-content/uploads/2022/03/20220128_075148-768x1024.jpg)
![芝の管理 別荘地](http://www.vivalde.co.jp/top/wp-content/uploads/2022/03/20220128_075410-1024x768.jpg)
次に目土砂を播きます。砂が乾いた色をしたら、竹ぼうきで掃きこみます。
空けた穴は埋まった方がいいけど埋まらなくても気にしない。
掃き方にもコツがあり、ゴミや落ち葉なんかを掃くみたいに集める
ような掃き方はせず、なるべく、肥料なども片寄らないように
八の字を描くような掃き方をします。
砂の塊がないくらいに掃き終わったら、
散水して終わりです。
エアレーションから散水までは数日、できれば一日で
やっちゃってください。
注意点を数点あげます。
穴を空けた状態を長く放置しない。(砂が足りない状態も同様)
肥料をやりすぎない。
散水をしっかりする。化成肥料を播いたらなおさら。
砂の塊を作らない。
とはいえ、これから成長期に入るので、
多少の失敗はなんとか挽回できるので思い切ってやってみましょう。
ここでの丁寧な作業が一年間の芝の良さを決めるので
大事に丁寧に行いましょう。
次回は夏までの工程を話します。